• アドバイザリーボード

第3回および第4回「アドバイザリーボード」を実施

マッチングアプリ「with」「Omiai」の運営統括を行う株式会社エニトグループ(本社:東京都渋谷区、代表取締役グループCEO:野辺 一也、以下:エニトグループ)は、マッチングアプリを取り巻く社会課題への対応を目的とした「アドバイザリーボード」の第3回会議(2025年10月)および第4回会議(2026年3月)を開催いたしました。

本ボードは、法令遵守、消費者保護、学術研究など多様な専門家とともに意見交換を行う場として設置されております。以下が第3回、第4回会議の概要と議論の主な要点です。

「アドバイザリーボード」開催概要

【第3回】

  • 日時:2025年10月29日(水)15:00~17:00
  • 場所:都内にてオフライン会議
  • テーマ:企業の透明性および社会的信頼の在り方について

【第4回】

  • 日時:2026年3月11日(水)15:00~17:00
  • 場所:都内にてオフライン会議 
  • テーマ:安全安心の取り組みにおける業界団体との協働について

出席者(50音順)

  • 青島 克行 氏(弁護士 うみとそら法律事務所代表)
  • 鬼頭 美江 氏(明治学院大学 社会学部 社会学科 教授)
  • 樋口 建史 氏(元警視総監)
  • 山口 真一 氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 教授)
  • 中田 華寿子 氏(座長。株式会社エニトグループ社外取締役 / 内閣府 消費者委員会委員)

※エニトグループからの参加者

  • 野辺 一也(株式会社エニトグループ 代表取締役グループCEO)
  • 五十嵐 昭人(株式会社with 代表取締役CEO)
  • 今井 良樹(株式会社Omiai 代表取締役CEO)
  • 安信 竜馬(株式会社エニトグループ Trust&Safety室長、VP)

議事サマリ

第3回会議では、企業の社会的信頼の在り方について、透明性および社会的な意義の伝え方など情報発信の方向性が議論されました。 続く第4回会議では、業界全体での犯罪抑止の取り組みと、プラットフォーマーが果たすべき役割について議論が行われました。特にSNS型ロマンス詐欺などの被害が拡大するなか、プラットフォーマーとしての主体的な予防措置の実行や、警察・行政との連携、そして業界全体の安全基準を引き上げるための意見が交わされました。

第3回 アドバイザリーボードでの主な議論

  • 多様なユーザー層に配慮した表現設計
    安心という概念は年齢や利用経験などによって受け止め方が異なるため、幅広いユーザー層に共通して理解される表現設計が重要であるとの意見が示された。
  • 企業の姿勢を伝えるストーリーの構築
    単なる単発の発信ではなく、企業の価値観や社会的責任を表す“ストーリー”として情報を構成し、社会へ伝えていくべきであるとの指摘があった。

第4回 アドバイザリーボードでの主な議論

  • プラットフォーマーの主体的な予防措置と発信
    警察にも生活安全部門などの犯罪防止を担う部署があるが、基本的には被害申告を受けて対応する事後対応型の捜査機関である。そのため、プラットフォーム内の状況を把握し、ユーザーをスピーディーかつ高確度で犯罪から守る(未然に防ぐ)役割を担えるのはプラットフォーマーであるとの指摘があった。金銭授受の禁止などのルールをプラットフォーマーが強く発信し、常識化していくことが求められる。
  • 安全対策の差別化と警察・行政との連携
    徹底した安全対策はマッチングアプリのユーザーにとって「そのサービスを選ぶ理由」に大いになり得ることから、結果として、きちんとした対策を講じているサービスの利用が増加し、被害の減少につながると思われる。
  • 業界全体の実行性強化に向けた議論
    市場全体に実行性を持たせるための方策として、より具体的で実務的なガイドラインの策定、啓発活動と相談窓口の設置、統計データなどのエビデンス整備、そして業界全体でのレポーティングを呼びかけることなどの重要性が議論された。
  • 第3者認証の認知度向上による倫理観の底上げ
    第3者認証の認知度向上により、業界団体不参加の防犯対策が甘い企業との差別化や、業界全体の倫理観を底上げする仕組みづくりの可能性が議論された。

    本会でいただいた多角的なご意見をもとに、今後の社内での整理・検討につなげてまいります。
アドバイザリーボードに出席いただいた有識者のプロフィールは、こちらからご覧ください。