- 独自調査
【Omiai】2024年の恋愛・婚活トレンド予測は「自分軸とAI活用」がカギ!行政のマッチングアプリ利用促進も活発に
株式会社Omiai(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:今井良樹)が運営するマッチングアプリ『Omiai』は、株式会社Parasol(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤早紀)が運営する未婚男女のマーケティング研究機関『恋愛婚活ラボ』と共同で、Omiaiを利用する男女へのアンケート・分析を行い、2024年の「マッチングアプリの最新トレンド」および「恋愛・婚活のトレンド予測」を発表します。後編の今回は「恋愛・婚活のトレンド予測」を発表します。
【1】恋愛部門
#推し活恋愛
「推し活恋愛」は、ファン同士が共通の推し(好きなキャラクター・アーティストなど)に焦点を当て、その交流から恋愛に発展する傾向を指します。共通の興味や嗜好があり、短時間で親密な関係が築かれやすい特徴があります。
#ペット恋愛
「ペット恋愛」は、ペットがきっかけとなり、異性との出会いが生まれたり、コミュニケーションが活性化することを指します。ペットという、共通の話題や関心を通じて会話が広がり、新たな恋愛の機会を見つけることができます。
#恋愛・結婚のオプション化
「恋愛・結婚のオプション化」は、従来の結婚観やスタイルに縛られず、個々の価値観やライフスタイルに合わせてパートナーシップを選択する傾向です。恋愛や結婚が人生の中で外せない要素で、「恋愛・結婚は絶対するもの」という価値観は薄れつつあります。恋愛・結婚は個々が「自分らしく」いられるという幸せの実現の選択肢として、柔軟に調整できる傾向が強まっていくでしょう。
<「恋愛婚活ラボ」「Omiai」共同見解>
2024年の恋愛では、“興味の一致”と“多様性”が重要な要素となると推測します。近年の恋愛の傾向として、「出会いの選択肢が多く、自分に会う人を選べない」という“出会い飽和時代”となっています。“出会い飽和時代”とは、「出会う」までのハードルが低くなり、自分にどんなお相手が合っているか「決める」ことが難しい時代です。
実際に、弊社が行った「男女年代別、婚活に関する実態調査」(※1)の際に、「婚活の悩み」について調査したところ、「いい人(理想の人)と出会えない」と回答した男女は57%と、2人に1人以上の割合でした。(20代〜40代の男女の平均を算出)
その上で、「推し活」や「ペット」など、“興味の一致”は価値観に大きく作用するため、お相手を選ぶ際の重要な要素となるでしょう。
また、近年では「恋愛や結婚は自分らしくいられるための方法の一つ」として、自由選択できる柔軟な恋愛観・結婚観にシフトしています。
この変化の背景には、SNSの普及によって多くのカップル・夫婦が自分たちの考えや関係性、ライフスタイル等を発信し、恋愛・結婚の多様性が可視化されたことが一因と考えられ、意識の変容を促しているのではないでしょうか。
恋愛・結婚は、自分らしくいられる手段の一つという価値観が、今後も浸透していくと思います。
(※1)出典:【調査リリース】婚活の相談相手がいない男性が5割以上条件の妥協と出会いの中で悩む「婚活ヅカレ」が顕著に(株式会社Parasol)
【2】婚活部門
#ライフプランニング婚
将来の人生設計や目標を考えた上で、計画的に婚活に取り組むことを指します。先述の「恋愛・結婚のオプション化」が浸透する中で、感情の結びつきだけでなく、長期的に将来を見据える「ライフプランニング婚」が加速するのではないでしょうか。
#地味婚
近年の物価高や経済状況を考慮し、挙式や披露宴などの結婚関連イベントをシンプルで控えめに行うスタイルです。出費を抑えつつも人生における大切な瞬間を共有したいというニーズがあると考えられます。
#密婚
親しい友人など、自分と関係値の高い「密な」人だけを挙式や披露宴に呼ぶスタイルです。
<「恋愛婚活ラボ」「Omiai」共同見解>
2024年の結婚・婚活トレンドは「自分たちらしさ」を重視しつつ、出費は抑えた上での「体験の価値」を結婚に求めるのではないでしょうか。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」(※2)の「結婚式を挙げる理由」では、「自分たちが楽しむため」が年々増加傾向にあり、夫婦・カップルが関係性を深める上での感情的な体験に位置付けられています。
また同調査(※2)において、勤務先の上司・同僚の招待基準が、「親しくしていること」が75.6%と年々増加傾向にあることがわかりました。
この背景には、近年の「コスパ」や「タイパ」などお金や時間に対する効果や価値を重視する動きが影響し、従来の結婚観に縛られることなく、カップルが自分たちに本当に必要なことを取捨選択しているといえます。結婚式・婚活においても、「他人軸」から「自分軸」への意識変容がうかがうことができます。
(※2)出典:「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」
【3】デート部門
#メタバースデート
仮想現実空間でデートを楽しむことを指します。地理的な距離の課題を克服し、アバターを自由にカスタマイズして現実世界では得られない体験が可能です。
#AIデート
人工知能(AI)を活用した新しいデートの形です。AIが個々の好みやニーズを分析し、最適なデートプランや相性診断などを行います。
<「恋愛婚活ラボ」「Omiai」共同見解>
2024年のデートは、テクノロジーによる技術的な進化を感じるものになると予測します。総務省の情報通信白書(※3)によると、メタバースの世界市場は2021年には4兆2640億円だったものが、2030年には78兆8,705億円まで拡大するとされています。また IDCが行った調査(※4)によると、2022年の国内AIシステム市場は、市場規模が3,883億6,700万円だったものが、2027年には1兆1,034億7,700万円になると予測されています。
こうしたテクノロジーの進化や市場の拡大はもちろん、デートスタイルの変化の背景には、個人の好みやニーズに合わせてサービス、コンテンツ、提案をカスタマイズ、調整される「ニーズのパーソナライズ化」が加速を強める一因として考えられます。個人のライフスタイルや関心の多様化が進んだ結果、デート体験も“個々に合わせてカスタマイズされること”が、満足度の高いデート体験につながるのではないでしょうか。また個人の趣向に合致した内容から最適な選択を行うため、デートスタイルはさらに細分化していくでしょう。またデートの効率性の変化も推測します。
(※3)出典:令和4年版 情報通信白書 第2部 情報通信分野の現状と課題(総務省)
(※4)出典:2023年 国内AIシステム市場予測を発表(IDC)
【4】出会い部門
#行政連携マッチングアプリ
マッチングアプリ運営会社などが地域や行政と連携し、市民や自治体を支援する出会いを指します。具体的にはマッチングアプリ利用の促進やマッチングイベントの開催が挙げられます。
<「恋愛婚活ラボ」「Omiai」共同見解>
近年、マッチングアプリ運営会社など、男女の出会い支援を行う事業者が地域や行政と連携する動きが強まっています。具体的な例では、(株)エニトグループ傘下でマッチングアプリの運営を行う「with」、「Omiai」が、神奈川県が推進する結婚支援事業においてマッチングアプリの適正な利用の促進に関する連携協定を締結しました。(※5)
地方自治体がマッチングアプリの活用を主導する理由は、20〜30代の人々のマッチングアプリ利用経験の割合が高く、また居住地や希望する地域を絞ってお相手を探せるため、地域単位でも効率的な出会いの機会を創出できると考えているからです。実際、明治安田生命が1年以内に結婚した夫婦を対象に「結婚相手と出会ったきっかけ」を調査したところ(※6)、「マッチングアプリ」が4人に1人と、増加傾向にあります。
また2023年12月には、東京都が「AIマッチングシステム」の提供を開始する(※7)など、今後も行政による出会いの支援の動きはより高まることが予測されます。
(※5)参考:エニトグループ傘下でマッチングアプリの運営を行うwith、Omiai、神奈川県が推進する結婚支援事業においてマッチングアプリの適正な利用の促進に関する連携協定を締結
(※6)参考:明治安田生命 「いい夫婦の日」に関するアンケート調査を実施
(※7)参考:東京都|婚活マッチングサービス「TOKYO ふたりSTORY」
【5】モテ部門
#安心感
「安心感」とはお相手に対する信頼感があり、一緒にいて心地が良く感じられる魅力を指します。
#健康志向
近年、健康志向の高まりから、食事や運動、ストレス管理など健康領域で積極的に行動する人々が増加しています。新型コロナウィルスによる健康意識の向上や、食事スタイルの変化、美意識の変化が背景にあるのではないでしょうか。さらに健康であること=メンタルの安定にもつながり、より恋愛的な魅力に影響すると考えられます。
#韓流モテ
2023年は韓国ドラマ「冬のソナタ」の放映による「韓流ブーム」からちょうど20周年と言われ(※8)、今やK-POPや韓流ドラマなど、韓国発のコンテンツを見かけない日はありません。それらを通して、韓国の美的感覚やファッショントレンドが日本でも大きく影響しています。恋愛においても、韓国の文化やセンスが仲を深める要素となり、「韓流モテ」がますます浸透していくのではないでしょうか。
<「恋愛婚活ラボ」「Omiai」共同見解>
2024年のモテる要素として、「安定性」が重視されると言えるでしょう。コロナ禍で、健康上の不安だけでなく、生活様式や経済的な不安を経験して来たため、恋愛においても「安定性」や「安心感」を求めているのかもしれません。
さらに、心と体は密接に関連しており、心身が調和することが、対外的な魅力に繋がると考えられます。「健康志向」は、まさにモテトレンドを反映していると考えられます。
(※8)参考:韓流20周年特設サイト
恋愛婚活ラボ所長 伊藤早紀より
今回の調査の結果から、さまざまなエンタメが増え、恋愛そのものをエンタメとして楽しむよりも、結婚など目的達成のための過程として恋愛をしている方が増えているように感じます。
一方で、ペットや推しなど第三者が介在している恋愛がトレンドになっていることがわかりました。調査結果からわかる、恋愛に求める安心感や結婚といった成果を得るためには、やはり中長期かつ、トライアンドエラーを繰り返して恋愛をして相性の良い相手を探しにいく必要があるため、苦手意識がある方でも恋愛を楽しめるコンテンツが増えてきているのはとても良いことだなと感じております。今後はマッチングアプリなどのサービスが出会いのプラットフォーム提供だけではなく、その後の関係性を支援するような機能の拡充をされていくことが期待されます。
株式会社Omiai マーケティングPR 石井彩月より
今回調査した2024年の婚活・恋愛トレンドでは、「ライフプランニング婚」「安心感」といったワードが目立ち、婚活や恋愛に「安定性」や「計画性」を求める方が増えていると感じました。マッチングアプリでは、出会いの段階から「どんなお相手を求めているか」や「どんな結婚観か」など事前にお互いの考えやライフプランをすり合わせることができます。そのため、「ライフプランニング婚」や「安心感」といったトレンドとも相性のよい出会いの手段だと感じました。今後も「Omiai 」は、利用者の皆様の将来を見据えた、まじめな出会いの成就を応援しております。
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▽アンケート概要
調査名称:【2024年】婚活・恋愛トレンド調査
調査期間:2023年11月10日~11月14日
調査対象:マッチングアプリ「Omiai」ユーザー
調査数:61名
調査方法:Webアンケート
■恋愛婚活ラボ 概要
株式会社Parasolが運営する、イマドキの未婚男女に特化したマーケティング機関。
恋愛や婚活に悩める未婚男女のリアルな本音を調査し、彼らが抱える課題を紐解き、幸せな恋愛・結婚をするための一助を担う。
所長:伊藤 早紀(株式会社Parasol)
ホームページ:https://renai-konkatsulab.com/
■株式会社Parasol 概要
マッチングアプリを中心とした出会い・婚活メディア「マッチアップ」や、パーソナライズ婚活サービス「ヒトオシ」を運営する他、恋愛・結婚に関わる様々な事業を運営。
「出会いの化学反応でヒトを幸せにする」というミッションの元、カップルが出会って恋をして結ばれる、素敵な体験を届けることにコミットする。
会社名:株式会社 Parasol
ホームページ:https://match-app.jp/company
代表取締役社長:伊藤 早紀
設立年月日:2017年1月23日
◇事業内容◇
マッチアップ:https://match-app.jp/
恋愛婚活ラボ:https://renai-konkatsulab.com/