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【Omiai】Omiai Report light 『2023年版 恋愛エンゲル係数(前編)』“恋”のお財布事情を都道府県別ランキングで発表 ~20代30代のエンゲル係数は14.1% 恋愛投資No.1は静岡県、ドライなのは長野県!~

株式会社エニトグループの下で、恋愛結婚をかなえるマッチングアプリ『Omiai』を手掛ける株式会社Omiai(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:小野澤香澄)は、独自調査や有識者取材を通じたデータを基に恋愛をひも解く「Omiai Report」を定期配信しています

物価の上昇に電気代の値上げ、お財布の紐も堅くなりがちな昨今、恋愛活動に影響はあるのでしょうか。

今回Omiai Reportでは、生活費に占める恋愛にかかる費用を“恋愛エンゲル係数”と銘打ち、全国20~39歳の男女を対象に“恋”のお財布事情をアンケート調査。費用から見える恋愛活動を分析しました。そこから見える恋愛や結婚にかかる費用の“今”を紐解いていきます。

“お金”から見る最新の恋愛事情!恋愛にかかる費用、その割合は?恋愛費用の総額には男女差なし

「恋愛エンゲル係数」とは、Omiai Reportが独自に定義した指標です。恋愛にかかる費用を生活費全体(家賃や食事等。恋愛費用含む)で割り、恋愛エンゲル係数を算出しました。その結果、20~39歳の未婚男女の恋愛エンゲル係数は14.1%(男性13.3%、女性15.0%)でした。

一般的な意味での「エンゲル係数(家計の消費支出に占める食費の割合)」は、総務省の家計調査によると2021年の単身世帯で24.8%となっています。調査対象や方法が異なるので単純に比較はできませんが、未婚者の多くが恋愛に関心をもって日々やりくりしている様子がうかがえます。

1か月間の恋愛にかかる平均費用は、男性13,180円、女性13,778円とほぼ同額です。内訳をみると、「身だしなみを整える費用」が一番大きな差のようです。デートにかける費用も、若干男性が多く出す傾向が見えますが、その差は僅差でした。平均値だけでは、その恋愛がうまくいくのかどうかわかりませんが、「どのくらいの費用を身だしなみにかければ、恋愛活動がうまくいくのか、そのボリュームゾーンがわかればこれからの恋愛活動が一変する可能性もある」と恋愛の経済学に詳しい東京都立大学の高橋先生は指摘します。例えば、恋人が欲しいと考えている人が最低限かけるべき費用や、逆にかけすぎていないか(他にお金を回せないか)を数値的に提示できると示唆します。

物価上昇の影響は?恋愛活動に限っては大きな影響なし

男女ともに恋愛エンゲル係数はけっして低くないことがわかったところで、昨年来の物価上昇が恋愛にかかる費用に影響したかどうか見てみましょう(グラフ②)。物価が上昇する前と比較して、恋愛にかかる費用は「同じ」が62.4%、「減った」が19.5%、「増えた」が18.1%でした。

この結果を前出の高橋先生は「恋愛活動層である未婚者にとっては、物価と賃金の上がり方がまだ許容範囲なのでしょう。既婚者だと家族の人数分の生活を支えないといけませんが、未婚者の多くは一人分なので影響も少ない」と解説。2023年5月の時点で、恋愛活動に限っては大きな影響はないようです。

恋愛エンゲル係数を県別比較!恋愛投資No.1は静岡県、ドライなのは長野県!

恋愛エンゲル係数が高い県は、静岡県がダントツの1位で24.2%でした(グラフ③)。単身世帯のエンゲル係数(食費の割合)24.8%に迫る勢いです。その理由は、「身だしなみを整える費用」の割合が47都道府県のなかでもっとも大きく、平均7,087円のところ静岡県は12,265円もかけているから。高橋先生によると「静岡県は製造業が盛んで他県からの移転者も多いのですが、収入が安定しているので既婚者が多いことが予想できます。その結果、地元の女性が余りがちで積極的な人が多くなるのではないでしょうか?」とのこと。

その他、「デート費用」の平均5,428円に対して、9,880円の神奈川県、9,349円の鹿児島県も恋愛エンゲル係数トップ10にランクインしました。また、「生活費全体」の平均95,421円のところ、77,447円ともっとも小さかった徳島県も 8位にランクイン。恋愛にかかる費用は大きくなくても、相対的な負担は大きいようです。

逆に恋愛エンゲル係数が低い県は、長野県が8.0%でワースト1位(グラフ④)。「身だしなみを整える費用」「デート費用」がともに小さいことが要因です。長野県はもっとも恋愛にドライな県と言えるかもしれません。

意外にも首都圏の東京都、千葉県がワースト10 にランクイン。「生活費全体」がやや大きいところに、東京都は「デート費」、千葉県は「身だしなみを整える費用」が小さいことが要因となっています。同じ首都圏でも神奈川県は恋愛エンゲル係数が高い県9位であることをふまえると、東京都、千葉県はコスパよく恋愛活動する傾向があるのかもしれません。なお、通常のエンゲル係数(食費の割合)は都市部で高くなる傾向がありますが、恋愛に関しては当てはまらないこともわかりました。

【調査概要】
<未婚者>
調査名称:恋愛・恋活に関する費用ついてのアンケート
調査期間:2023年5月18日~5月26日
調査対象:全国、20~39歳で社会人の未婚男女
調査数:2,795名
調査方法:Webアンケート

<既婚者>
調査名称:結婚に関する費用についてのアンケート
調査期間:2023年5月18日~5月26日
調査対象:全国、20~39歳の既婚男女
調査数:1,664 名
調査方法:Webアンケート

「Omiai Report」について

 これまでの出会いや恋愛にまつわる情報は、人の「感情」に起因する部分が大きいことから、実際の取材やデータなど、エビデンスを確立しているものが少なく、また、ある一定のターゲットやジャンルにセグメントされていることから、あらゆる世代、ジェンダーに発信するものは少ないように見受けられました。そのため「Omiai」は、こういった情報環境をより良いものにすべく、取材やデータ等のエビデンスに基づいた、より信頼性の高い情報を全世代の皆様に向け、提供してまいります。

URL:https://fb.omiai-jp.com/koipass/category/omiai-report

株恋愛結婚をかなえるマッチングアプリ『Omiai』とは

 『Omiai』は、婚姻率低下や少子化といった社会課題を背景に、2012年2月に国内でサービス提供を開始した男女の出会いをサポートするマッチングアプリです。サービス開始以降、出逢いを探す多くの男女に支持され、これまでの累計会員数は900万人を超えました(*)。「一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクト(MSPJ)」に参画し、業界全体の活性化にも取り組んでいるほか、多くの方の幸せ探しに貢献できるよう、顧客に寄り添ったサービス運営を行ってまいります。*2023年2月時点