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【Omiai】Omiai Report light 『2023年版 恋愛エンゲル係数(後編)』“恋”のお財布事情を全国の20代30代に調査! ~婚約指輪は給料の1ヶ月分、結婚式は理想金額の二割増しが相場!?~

株式会社エニトグループの下で、恋愛結婚をかなえるマッチングアプリ『Omiai』を手掛ける株式会社Omiai(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:小野澤香澄)は、独自調査や有識者取材を通じたデータを基に恋愛をひも解く「Omiai Report」を定期配信しています。

物価の上昇に電気代の値上げ、お財布の紐も堅くなりがちな昨今、恋愛活動に影響はあるのでしょうか。前編に続き、生活費に占める恋愛にかかる費用を“恋愛エンゲル係数”と銘打ち、全国の男女に “恋”のお財布事情をアンケート調査。後編では、全国における特別な日への奮発度合い、そして気になる結婚式の費用などをお伝えします。

“特別な日”に大奮発する県、倹約する県 トップの大阪とワーストの佐賀では2.7倍の差が!

恋人の誕生日やクリスマスなど特別な日に支払う費用を聞いたところ、トップ10の1位は大阪府の42,270円(グラフ⑤)、ワースト10の1位は佐賀県の15,569 円(グラフ⑥)で、なんと2.7倍の差がありました。

トップ10には大阪府のほか、北陸地方の富山県、石川県、瀬戸内海に面した香川県、広島県、東海地方の三重県、愛知県などがランクイン。このなかで、恋愛エンゲル係数トップ10(グラフ③)にもランクインしているのは、大阪府(恋愛エンゲル係数トップ10の6位)、三重県(同5位)、神奈川県(同9位)でした。大坂商人、伊勢商人、マっ子の気質が影響してか、この3県は日本でもっとも恋愛にアツい県と言えるかもしれません。

ワースト10には佐賀県のほか、寒さが厳しい地方である岩手県、山形県、新潟県、青森県、内陸部の奈良県、栃木県、長野県などがランクインしました。

このなかで、恋愛エンゲル係数ワースト10(グラフ④)にもランクインしているのは、佐賀県(恋愛エンゲル係数ワースト10の4位)、岩手県(同 2位)、長野県(同1位)でした。こちらの3県は、恋愛に関して日本でもっとも倹約意識の強い県なのかもしれません。

一世一代の晴れ舞台、結婚式費用は?婚約指輪は給料1ヶ月分、結婚式は理想金額の二割増しが相場!?

ここまで恋愛にかかる費用をみてきましたが、結婚についてはどうなのでしょうか。恋愛費用と同じく、全国20~39歳の男女に結婚にかかる費用をアンケート調査しました(グラフ⑦)。全国平均では「結婚式の費用」が247万円、「新婚旅行の費用」が48万円、「結婚指輪の価格」が23万円で、合計318万円となります。

一方、プロポーズで贈られることの多い「婚約指輪」についてはどうでしょうか。必ず贈るものではないことや、贈られた側は金額がわからないこともあり、上記「結婚にかかる費用」とは別で分析したところ、平均32.0万円(回答者数:1,082 名)でした。国税庁の統計によると20~30代の男性の年収は420万円ほど。ボーナスを除いた月給は30万円程度と推測されます。かつて、婚約指輪は給料の3か月分と言われましたが、現代では1か月分が相場のようです。

このほかに結納や、新居の用意、引っ越しの費用などが必要となるケースもあります。結婚に相当な費用がかかる現状を恋愛の経済に詳しい東京都立大学の高橋先生は「かつては神前式を行い、親戚同士で食事をして終わりだった結婚式が、バブル期を境に結婚式のビジネスモデルが変わった。さらに、婚姻件数が減少するなか、カスタマイズできることを売りに差別化し、単価も上がっていった。それが今回の調査結果にも表れている」と解説。地味婚などミニマムな結婚式が定着している現在でも、まだまだ多額の費用がかかることが多いようです。

さて、このなかでもっとも大きな「結婚式の費用」について、理想と現実を聞いてみたところ(グラフ⑧)、理想の204万円に対して、現実は247万円となり、実に121%のギャップがみられました。披露宴でのオプションや、招待客の追加などで増えたものと思われますが、理想の2割増しで契約している現実がうかがえました。これから結婚を考えているカップルは、理想の2割増しが相場であることを念頭に入れておくのもありかもしれません。

結婚するなら北海道?県別結婚にかかる費用を発表

結婚にかかる費用を県別にみてみると、トップ10には結婚式の費用が300万円を超える福井県、福島県、三重県、鹿児島県が揃ってランクイン。ワースト10は北海道がダントツの1位で159万円でした。会費制の結婚式が主流の北海道は、新郎新婦にも招待客にもお財布に優しいといえるでしょう。その他、ワースト10には山形県、岩手県、秋田県、宮城県、青森県の東北勢がランクインしました。ゆかりのない土地で結婚式は挙げられないでしょうが、地元なのであれば、一考する価値があるかもしれません。

まとめ:恋愛エンゲル係数の分析で、世の中が変わる可能性も!

昨今、若者の恋愛離れなどと言われていますが、20~30代の恋愛エンゲル係数は14.1%と、日々やりくりしながら恋活・婚活をしている様子がうかがえました。恋愛活動に関しては、物価高の影響は現在のところはあまりないようですが、地域によっては電気代が大幅な値上げになるなど、「夏の電力需要期に、何らかの購買活動に影響する」と恋愛の経済学に詳しい東京都立大学の高橋先生は指摘します。アフターコロナで笑顔を取り戻しつつある世の中に水を差されないことを願うばかりです。

様々なデータがあふれている現代社会。どこに、どのようにお金を使うかは、その人の意思をもっとも反映するデータのひとつです。今回、Omiai Report独自の“恋愛エンゲル係数”をもとに恋愛活動を分析しました。そこからは男女の違いや、都道府県ごとの特徴を垣間見ることができました。

高橋先生は「婚活や恋活で、成功率が高いお金の使い方を可視化できれば、一人ひとりの行動が変わる」と指摘。家計と恋愛活動の深い結びつきについて、それを解明することは、多くの人の幸せにつながるのかもしれません。

【調査概要】
<未婚者>
調査名称:恋愛・恋活に関する費用ついてのアンケート
調査期間:2023年5月18日~5月26日
調査対象:全国、20~39歳で社会人の未婚男女
調査数:2,795名
調査方法:Webアンケート

<既婚者>
調査名称:結婚に関する費用についてのアンケート
調査期間:2023年5月18日~5月26日
調査対象:全国、20~39歳の既婚男女
調査数:1,664 名
調査方法:Webアンケート

「Omiai Report」について

 これまでの出会いや恋愛にまつわる情報は、人の「感情」に起因する部分が大きいことから、実際の取材やデータなど、エビデンスを確立しているものが少なく、また、ある一定のターゲットやジャンルにセグメントされていることから、あらゆる世代、ジェンダーに発信するものは少ないように見受けられました。そのため「Omiai」は、こういった情報環境をより良いものにすべく、取材やデータ等のエビデンスに基づいた、より信頼性の高い情報を全世代の皆様に向け、提供してまいります。

URL:https://fb.omiai-jp.com/koipass/category/omiai-report

恋愛結婚をかなえるマッチングアプリ『Omiai』とは

 『Omiai』は、婚姻率低下や少子化といった社会課題を背景に、2012年2月に国内でサービス提供を開始した男女の出会いをサポートするマッチングアプリです。サービス開始以降、出逢いを探す多くの男女に支持され、これまでの累計会員数は900万人を超えました(*)。「一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクト(MSPJ)」に参画し、業界全体の活性化にも取り組んでいるほか、多くの方の幸せ探しに貢献できるよう、顧客に寄り添ったサービス運営を行ってまいります。*2023年2月時点